高齢が故の…
この寒い時期は、動物病院的には予防が減るため余裕ができる病院が多いです。
人よりも先に昨年度あたりから高齢の犬がピーク状態ですので
今までだと病気を強く意識していましたが、やはり自分のハナと同様に
認知障害?喜怒哀楽が無くなって無症状という感じの行動異常を主訴に来院される患者さんが
増えています。ずっと歩いている…。夜泣きがひどい…。壁に頭を押し付けている(ヘッドプレス)など。
もちろん脳のCTやMRIを撮影することで脳腫瘍や脳炎、脳血管障害などが
わかるかもしれません。ただし全身麻酔で、治療ができるのかどうかも疑問になる場合もあります。
14~18歳の犬が多く、飼い主さんも初めてでどうすればよいの…?という感じです。
以前までだと僕自身もあまり適格なアドバイスができませんでした。
2月で17歳を迎えたハナの行動や食欲などの日常生活で僕に教えてくれていることが非常に勉強になっています。
実際後肢のまひなどもハナを実際見てもらって説明すると飼い主さんもよく理解していただけます。
僕自身が現在注意していることなども含めてアドバイスをすることで、QOLが改善した症例もいました。
あと3~5年はこのような症例が増えると思いますので、より良い環境を動物と飼い主さんに説明ができればと思います。
本日は日曜日で午後の診察は院長不在になります。明日祝日は通常の診察時間です。
3月1と8日の日曜日は相馬戦線が診察ができませんので、院長が午後も診察にいます。
よろしくお願いします。