会陰部の腫瘍
本日のお昼は会陰部の腫瘍です。
多くの場合には、女性ホルモンが関与していて、陰部から急に腫瘍が出てきたということで来院されることが多いです。
今回は奥のほうで直径6センチくらいになり、しかも腫瘍が自壊して、化膿してすごい異臭でした。
陰部から出アプローチできることが多いですが、今回は奥のほうで大きすぎるため陰部から取り出せないので
会陰切開を実施して、腫瘍を切除しました。
また先月子宮蓄膿症になり、内科治療で治癒しましたが今回はこの腫瘍のことと今後の再発をしないために
卵巣・子宮摘出も同時に実施しました。
左右の卵巣が水疱になっていました。
会陰部の腫瘍は通常良性腫瘍ですが、このような病気があることも知っておくとよいかとおもいます。