オクラシチニブ(アポキル)の可能性
最近名古屋市は現在殺処分ゼロを目指して、野良猫に対する手術費用などを補助しています。
当院でも協力をさせていただいていますが、おそらく春出産した猫たちが2回目の出産にあるようです。
耳の先端をカットしてある猫は、去勢や避妊手術が終わっているという意味になります。
話は変わって僕が開院してから本当に助かっている薬が今回テーマのオクラシチニブ(アポキル)です。
はじめはこの薬がないために、抗ヒスタミンやできるだけステロイドを少ない量で治療しつつ
補助でシャンプーや外用薬を使用していました。
この薬はかゆみを抑えるだけでなく色々な炎症を抑えたりする可能性もあるため
偶然アレルギー性皮膚炎の治療で使用していると、咳が減りましたとか関節炎や軽い椎間板ヘルニアの症状などが
改善したりする症例もいます。
何より副作用がほとんどないことが処方する立場からすると非常に安心できます。
色々な可能性があると思いますので、また良い効果があれば書かせていただこうと思います。