脾臓の腫瘍
寒いのか暖かいのか?今年は毎日1日の変化も大きいし日によっての変化も大きいですね。
やはり腹腔内腫瘍の代表といえば、脾臓の腫瘍になります。
どうしても内蔵なので、外から見えないので発見されないことが多いです。
多いのは、そこが割れてしまって出血することで急性の出血性ショックになって来院されます。
朝まで元気だった子が、動けなくなったや尿が出ていない、呼吸が荒いということで来院されます。
通常ショックなので可視粘膜が蒼白で、貧血を起こしていることが多いです。
エコーで腹水を確認して、それを採取するとほぼ血液と同じつまり出血を意味します。
脾臓摘出自体は、シーリングという器械があると30分くらいで終わるので手術は比較的容易ですが
ショック状態での麻酔や血圧の管理が重要です。
今月も2例ありましたが、本当に獣医としては血管肉腫でなく良性であってほしいと思う腫瘍です。