フィラリアの薬
最近暖かくなってきて、初診の飼い主さんがフィラリアの薬を取りに来られていて
フィラリアの薬の意味を伝えるようにしていますが、やはり間違っていることが多いです。
フィラリア自体は犬糸状虫で、フィラリアに感染した犬の血液を吸った蚊に刺されることで感染が
成立します。
東京、大阪、名古屋も含めた大都市圏では感染している犬が少ないため、実際蚊に刺されても問題が無いことも多いです。
正し1度感染が成立をして成虫になってしまうと寿命が5~6年と言われています。
今回テーマの薬の意味ですが、1か月に1回で予防薬となっているため飼い主さんによっては
1回投薬することで1か月効果があると勘違いしていることが多いです。
実際は投薬した日に効果がある殺虫剤と考えていただけると良いと思います。
感染した子虫は、金に内で1回脱皮しないと血管に入ることが出来ずその猶予期間が約30~35日です。
したがって蚊に刺されて感染がしても、すぐに駆虫するということでなく、貯めておいて殺虫するということになります。
そこを理解知っていないと、もうすぐ蚊が出始める時期になって慌てて薬を取りに来られることになります。
そういう理由で投薬期間が地域によっても異なります。当院では5月末~11月末の合計7回を基本にしています。