メタノール中毒
本当に暑いですね。少し朝が涼しくなったのが幸いでしょうか?
最近テーマにカタカナが多いですが、今回もメタノールです。
本当に起こっている怖い話になります。
今日のニュースにこのメタノール中毒があったのですが、イランで最近この中毒が多いということ。
①デマを信じてしまっていること ②知識がないことなどです。
今からの文章がニュースの抜粋です。
理由は「度数の高いアルコールを飲めば、体内のウイルスが死滅する」というデマが広まったことだ。家族を守ろうと、普段は酒を飲まない人たちでさえ、
飲料用アルコールの代表的成分であるエタノールを探し始めた。すぐさまエタノールの供給は逼迫し、手っ取り早く金を稼ぎたい悪徳業者によって、
イランはメタノールを混ぜた毒の酒であふれ返った。 イラン国内では、メタノール中毒により2月23日から5月2日までの間に5876人が入院し、800人以上が死亡した。
患者数、死者数ともに過去最大規模である。ハッサニアン=モハダム氏によれば、患者のなかには幼い子どもまでいたという。
親が心配のあまり、感染予防になればと与えたアルコールにメタノールが混入していたのだ。
イランだけではない。国境なき医師団(MSF)が集計したデータによれば、2020年に入ってからすでに世界で7000例近くのメタノール中毒が発生した。
死者は1607人に上り、年間の死者数としては過去最多ペースとなっている。
それでも明らかになっているのは氷山の一角に過ぎないと、ノルウェー、オスロ大学病院の医師で、メタノール中毒の世界的第一人者でもあるクヌート・エリック・ホブダ氏は言う。
「メタノール中毒は著しく認知度が低い問題で、診断に至る例はごくわずかなのです」
実際ロシアやインドでも密造酒や家庭用品のアルコールを飲んで同じようなことが起きています。
お酒に入っているエタノールも十分肝臓に負担がかかりますが、やはりメタノールの場合は別格です。