ユリ中毒
ここ数年いわれている猫にとっての有毒な植物の代表であるユリ。
猫を飼育するなら絶対に注意しろと書いてある文章をよく目にします。
今週も1匹ユリを食べたみたいと来られました。
まず摂取後すぐなのか?時間がたっているのかで対応が変わります。
今回の場合には、摂取後最低でも4~5時間はたっていたため点滴に治療になりました。
現在推奨されている最適な治療は点滴による排泄を促す治療です。
ネコちゃんの性格がびびりで、お怒りになってしまうため通院の皮下点滴と解毒剤の治療を行いました。
ユリ中毒は3日以内に腎不全兆候が出やすいため飼い主さんにはどういうことになり得るのかを説明をして
何かおかしければ入院の治療ということを説明しました。
幸いなことに全く何も影響が出ず無事に治療が終了しました。
ユリ中毒が報告されたときには致死率が80%くらいという報告もありましたが、現在はアメリカの報告で緊急病院でも30%くらいになっています。
ネコを飼育している飼い主さんは注意が必要ですね。