寄生虫の影響
以前カミキリムシに寄生するハリガネムシのことを来ましたが
最近また面白い報告がありました。
それはトキソプラズマに感染することでオオカミの行動に影響するというものでした。
トキソプラズマはネコ科動物の腸内でしか繁殖できないが、自然界には広く存在し、あらゆる恒温動物に感染する。
また宿主を操ることで知られており、特にネズミが感染するとネコを恐れなくなることで有名らしいです。
トキソプラズマに感染しているオオカミは、感染していないオオカミに比べて、群れから離れる割合が約11倍、群れのリーダーになる割合が約46倍も高かった。
非常に興味深いデーターですね。
トキソプラズマに感染したネズミは、より活発に行動し、ネコをはじめとする捕食者のそばにいることを恐れなくなるため、トキソプラズマは望みをかなえやすくなる。
トキソプラズマに感染したマウスやラットは、ネコの尿に対する恐怖心を失い、そのにおいに引き寄せられることさえあるということでした。
これは人についても少し研究がされているようです。寄生虫が宿主を操るって、昔ならたたりとか、例に呪われている世界ですね。