病理検査
梅雨が明けてからの、猛暑攻撃に汗が止まりません。湿度も高く、温度も高い名古屋の夏という感じです。
今回は病理検査ということで、皮膚や腹腔内に腫瘍ができた場合には病理検査を依頼します。
組織の病理をお願いすることもありますし、細胞診という細胞で診断をしてもらう場合もあります。
病理検査をすることで腫瘍なのかそれ以外なのか?良性か悪性か?
悪性の場合には、同じ悪性でも挙動が悪いのか、脈管浸潤があるのかないのかを見てもらえます。
最終的には、マージンといって余裕を持って腫瘍が取ってあるのかも見ていただきます。
特に肥満細胞腫や悪性腫瘍では、腫瘍が皮膜を破って腫瘍細胞が浸潤している場合もあるので
このマージンが確保できていますというのはさらなら拡大手術や再発をしないということを見る意味でも重要です。
また不明な点があれば、病理の先生とお話をして今後の治療にいかせる場合もあります。
5~7日間で帰ってきますが、内臓の腫瘍では血管肉腫と帰ってくると飼い主さん同様に獣医師も辛いです。
僕らのような小動物臨床を支えてくれて、さらに知識などを向上させてくれる病理の先生がいることも知っていただけるとありがたいです。