脊椎損傷
昨日脊椎損傷の症例が来ました。
僕が鳥取の時には、交通事故で猫から大型犬まで複数の症例を見ました。
人の場合と同じで、基本的には脊髄は回復しないので、1度損傷を受けると下半身麻痺になってしまいます。
大学の時に始めてみた症例は2歳のバーニーズマウンテンドッグ。最終的には車椅子にして、飼い主さんが上手に生活を手伝っていました。
どうしても下半身麻痺になってしまうと、後肢の萎縮、膀胱炎になりやすい、尿が出ない、下半身が尿やけになり皮膚炎が増える、細菌性膀胱炎からの
腎盂腎炎も増えます。なかなか上手にコントロールをしていくことが大変になることがあります。
名古屋に来てからはウサギとハムスターの脊髄損傷を目にすることが増えました。
主治医の先生と飼い主さんでうまく生活の質を下げない工夫が必要になります。