腸閉塞と横隔膜ヘルニア
今週は月曜日に腸閉塞、火曜日には横隔膜ヘルニアの手術がありました。
腸閉塞は、基本的には腸につまって食べ物が流れず嘔吐をして、放置すると最終的には亡くなってしまいます。
今回は夏頃食べたトウモロコシの芯が原因でした。
何度か頑張って流れていったけど最終的に回盲部とよばれる小腸と大腸の分岐部分での閉塞でした。
その分腸液も非常に多くなり脱水と電解質異常がすごかったです。
閉塞していたトウモロコシの芯を除去して、胃の中にほかに無いのか、十二指腸などにあった芯の破片などを
大腸に送り込んで無事終了。元気に回復できています。
もう1匹は子猫のボランティアさんの症例で、食欲が無いということで来られました。
明らかな努力姓呼吸と、痩せている以上にお腹がへこんでいるのでレントゲンを撮らせてもらったらやはり横隔膜ヘルニアでした。
重度の脱水と痩削があり、早めの処置が望ましいということで手術を行いました。
今回は背側から腹側まで完全に横隔膜が破れていて、肝臓や小腸だけで無く、大腸まで胸部に入り込んで
肺を圧迫している状態でした。
今のところ順調に回復していますが、かなりの痩削なので時間がかかるかもしれないです。
今日は休診日ですが、いつもの通りの診察時間になります。よろしくお願いします。