雄犬の尿道結石
もう9月ですね。本当に早いです。
子供たちも夏休みが終わり学校に行き始めて、普段の生活に戻った感じです。
昨日の手術を慕わんちゃんは、尿道結石+膀胱結石です。
雄犬の場合には、尿が出ずらい、尿の時間がかかるようになった。尿が細くなったなどで来院されます。
重度だと多数の結石で尿が出なくなってしまい、尿道閉塞で来られることもあります。
よほど結石が尿道粘膜に癒着をしていなければ、尿道の結石を膀胱に戻して
膀胱結石と一緒にとることになります。
重度の場合には、尿道の途中を切開して結石を取り出します。
尿道自体がかなり閉塞している場合には、会陰尿道瘻を設置することもあります。
昨日のわんちゃんは尿道に3個。膀胱に8個の結石でした。
レントゲンや超音波的にはシュウ酸結石を疑わせる感じで、現在結石分析待ちです。
本人は、元気で今日退院ですがシュウ酸カルシウムの場合には、ストラバイトよりも
体質によるところが多いので、良い再発に注意が必要になります。